QC検定3級/手法分野
新QC七つ道具の使い分け
新QC七つ道具は、数字にできない言語データを整理するための道具です。7つのうちマトリックス・データ解析法だけが数値を扱う、という例外が頻出します。
言語データを扱う道具
QC七つ道具が数値データを対象にしていたのに対し、新QC七つ道具は言語データ(意見・要望・現象の記述など、数字にできない情報)を整理するための道具です。
企画や計画の段階、あるいは原因が複雑に絡み合っていて数値だけでは切り分けられない場面で使います。
7つの目的
どれも「整理する」道具ですが、整理の仕方が違います。
| 親和図法 | ばらばらの言語データを、似たもの同士でまとめて全体像をつかむ。 |
|---|---|
| 連関図法 | 原因と結果が絡み合った問題を、矢印で結んで関係をほぐす。 |
| 系統図法 | 目的を達成する手段を、木の枝のように段階的に展開する。 |
| マトリックス図法 | 2つの要素を行と列に置き、交点で対応関係を見る。 |
| アローダイアグラム法 | 作業の順序と日程を矢印で表し、計画を管理する。 |
| PDPC法 | 計画どおり進まない場合を想定し、次の手をあらかじめ決めておく。 |
| マトリックス・データ解析法 | 数値データを整理する。7つの中で唯一の数値系。 |
ここが試験で狙われる
マトリックス・データ解析法だけが数値データを扱う——この例外は繰り返し問われます。「新QC七つ道具はすべて言語データを扱う」という選択肢は誤りです。
もう1つ紛らわしいのが、名前の似たマトリックス図法との区別です。マトリックス図法は言語データで対応関係を見る道具、マトリックス・データ解析法は数値データを整理する道具で、別物です。
場面から選べるようにしておく
試験では「こういう場面ではどれを使うか」と問われます。目的と道具を結びつけて覚えてください。
| 意見がバラバラで論点が見えない | 親和図法 |
|---|---|
| 原因が複雑に絡んでいる | 連関図法 |
| 目標に対する具体策を出したい | 系統図法 |
| 要求と特性の対応を見たい | マトリックス図法 |
| 日程を組みたい | アローダイアグラム法 |
| うまくいかない場合に備えたい | PDPC法 |
よくある質問
新QC七つ道具はすべて言語データを扱いますか?
いいえ。マトリックス・データ解析法だけは数値データを扱います。この点が例外としてよく問われます。
マトリックス図法とマトリックス・データ解析法は同じものですか?
別物です。マトリックス図法は言語データを行と列に配置して対応関係を見る道具、マトリックス・データ解析法は数値データを整理する道具です。名前が似ているだけで目的が違います。
QC七つ道具と新QC七つ道具はどちらを先に覚えるべきですか?
QC七つ道具です。3級では配点が大きく、計算問題ともつながっています。新QC七つ道具は名称と目的の対応を押さえておけば対応できます。
読んだあとにやること
読んで分かった気になっても、手を動かすと止まります。この分野の練習問題で確かめてください。
関連する解説
解説と例題は学習用に当サイトが作成したものです。例題の数値はすべてオリジナルで、 過去問題(日本規格協会の著作物)の本文・選択肢・数値は使用していません。